日本は超高齢化社会となり、高齢者(65才以上の人)の割合が30%近くとなりました。
そして600万人以上の人が認知症となり、入院や介護施設に入所する人が急増しているのが現状であります。
また、90%以上の人が病院・施設で亡くなっているのが現状であります。
2018年度の厚労省の発表では、日本人の死亡原因の1位が悪性新生物、2位は心疾患、3位は肺炎と言う事ですが
この肺炎の内、高齢者の肺炎の7割は誤嚥性肺炎であると言われています。
入院患者・施設入所者の誤嚥性肺炎を予防する最も良い方法が、口腔ケアであると言われいます。
事実、口腔ケアを実施する事で誤嚥性肺炎の発生率を40%減らす効果が出ています。
口腔ケアをはじめ、一般的な歯科治療などの口腔健康管理を入院患者に実施すると、「在院日数の減少」・「入院治療費の減少」・咬合機能の回復による認知症予防」に繋がり
口腔の健康は全身の健康に繋がる事が明確化しております。
口腔ケアとは・・・
歯磨きや入れ歯の手入れ、各種リハビリテーションにより
咀嚼機能や舌の動きを回復させる事を口腔ケアと言います。
口腔ケアを行う事によって口腔内の病気を防ぎ、誤嚥性肺炎を予防して全身の健康を保持増進させ、生活の質を高め、
心身ともに自立した生活を送る手助けをします。
即ち、口腔ケアを実施する事により、日々情緒豊かな生きがいのある生活を送り、食事・会話の楽しみを継続的に再認識出來る様になります。
臼井歯科医院 院長 臼井滝蔵